キャロウェイ マックダディ4ウェッジ おすすめポイントを元ゴルフクラブ開発者が紹介
すごいウェッジが出ましたね。
キャロウェイ マックダディ4ウェッジ
【キャロウェイ公式】MD4(MACK DADDY4)<ウェッジ>|前作MD3(マックダディ3) を超えた溝が生み出す確かなスピン性能
すごすぎて久しぶりにブログ更新しました。
飴本はゴルフクラブ(ヘッド)の製法にも割と詳しいのですが、
詳しく見れば見るほど感心するばかりです。
ところでみなさんはアイアンのフェースの溝(スコアライン)の役割はご存知でしょうか。
溝(スコアライン)の役割はスピンを多くかけることだと思われていますが、厳密には違います。
主な役割はスピンを”安定”させることです。
ラフが深いときにフェースとボールの間に芝が噛んでスピン量が減ります。(フライヤー現象)フェースが水に濡れた際なども同様の現象が発生します。
普段通りのショットをしても、フェースに異物がある場合はスピン量が減り、
普段よりもボールが飛びすぎたり、着弾しても止まらなかったりするのです。
その際に溝が効果を発揮し、普段のショットからスピン量の落ち幅を軽減させるのです。
実際ドライの状態では、スコアラインが有ろうが無かろうがスピン量はほとんど変わりません。飴本は昔、スコアライン無しのヘッドを作ってちゃんと実験しました。仕事の関係です。
溝ありヘッド、溝無しヘッドともに52°のウェッジでスピン量は10000rpm程度でした。
フェースを濡らすと溝が効果を発揮して、
溝無しヘッドはスピン量4500rpm(ドライと比較して半分以下)
溝ありヘッドはスピン量7000rpmでした。
ルール不適合の角溝になってくるとドライでもスピンが増えますけどね。
通常アイアン型ゴルフクラブのフェースには、溝(スコアライン)が一定の間隔で刻まれています。
ウェッジは上記の効果を高めるために、通常のスコアラインに加えて、フェースミーリングという微細溝を搭載したモデルもあります。
こんな感じです。
作り方としては刃物を使って細かい傷をつけています。工程が増えるためコストは上がるので安いモデルにはあまりついていないですね。
傷をつけるので当然フェースミーリングは凹になります。
マックダディ4のミーリングは凸なのです。
まず、どうやってつくったの!?という衝撃がありました。
業界の人に聞いたところ、凸部が残るように削っているようです。
凹に傷をつける方法と比べて凸部を残して削るのは、精度の高い加工技術と、通常よりも長い切削時間が必要です。この両方の要素はコストに直結します。
お金かかってるなー。
ギア好きの飴本は、すぐに実物を見に行ってしいました。
買いました。
ルール適合品なので高い効果は期待していなかったのですが、スピンが非常に安定しました。
指で触った時のフェースのザラザラ感もあまりウェッジが得意ではない飴本に安心感を与えてくれます。
ソールは4種類あるのですが、
幅の広いWグラインドを選択しました。
オートマチックなクラブが好みなので。
Xグラインドというソールが新しく追加されました。
オートマチックなWグラインドと、インテンショナルなCグラインドを融合させたようなソールで、やさしいワイドソールながらインテンショナルなショットができるソールです。
キャロウェイ マックダディ4ウェッジを検討している方の参考になれば嬉しく思います!
下記リンクから価格がチェックできます。