【スライサー必見】元ゴルフクラブ開発者がつかまりがいいドライバー5機種紹介【2018年版】
ゴルフの醍醐味であるドライバーショットですが、
多くのゴルファーが最初にぶつかる壁はスライスです。日本人アベレージゴルファーのドライバーショットのミスはスライスが9割、フックが1割といわれています。
スライスのミスは致命傷になりやすいです。
悪影響を表にまとめますと…
という感じでたくさんの悪影響があります。
スライスを矯正できれば、OBが減り、飛距離も伸び、スコアアップに直結します。
スライスの原因はインパクトの時にフェースが開いていることが主な原因です。
現代のドライバーはインパクト時にフェースが開きにくく(閉じやすく)設計されているモデルが多数あります。
そこで今回は、2018年最新モデルの中で特につかまりがいいおススメのモデルを紹介したいと思います。
タイトリスト VG3
アスリート向けの917シリーズに対してVG3はシニアアスリートからアベレージゴルファー向けに設計されたドライバーです。
このドライバーには”チーターテクノロジー”という構造が採用されておりクラウンが軽量化されています。ヘッドの上部を軽量化することで低重心化し低スピン高打ち出しな球を打ちやすくしています。
前作と比較して重心深度が非常に深くなって、重心角が大きくなったためつかまりがいいです。また、重心が深いドライバーはインパクトの際にロフトが寝やすくなるのでボールが上がりやすくなります。
弾道が低めでスライスに悩んでいるゴルファーにお勧めです。
キャロウェイ ローグスター
「ローグ」「ローグサブゼロ」「ローグスター」の3モデルの中でもっともつかまりやすく、ボールが上がりやすく、直進性がいいモデルです。
ローグシリーズは”ジェイルブレイクテクノロジー”を採用しています。フェースの裏に2本の柱が配置されていて、ボディのたわみを抑制しフェースを効率的にたわませる構造を採用しています。
このジェイルブレイクテクノロジーは同社のエピックシリーズにも採用されていますが、エピックシリーズとの違いはは柱の重量が25%軽量化し余った重量をヘッドの大型化に使用している点です。ヘッドが大型化するとボールの直進性やつかまりが向上します。
アスリートゴルファーにはヘッドが小さめなエピックシリーズ。
やさしく捕まえたいゴルファーにはヘッドの大きめなローグシリーズをおすすめします。
あとは、カーボンクラウンなのに打球音がいい。
かつてカーボン製ヘッドは打球音が非常に悪かったです。金属の「カキーン」という音が鳴らず「ボコッ」という打球音になってしまっていました。その理由はカーボンという素材は金属と比べて吸音能力が大きいため、音が響かなくなってしまうからです。
最近のカーボンクラウンのヘッドは設計が改善されて、割といい音がするようになってきました。ローグスタードライバーは2018年モデルのカーボンクラウンドライバーの中で音は断トツでいいと思います。
ゼクシオ テン
王者。さすがの完成度。
振りやすさからくる飛距離性能はもちろんですが、今作はつかまりがさらによくなっています。寛容性も非常に高く、多少芯を外してしまってもミスになりません。
発売時から売れ続けているのも納得の性能です。
ダンロップは本モデルについて”芯食い体験”を唄っています。まず芯を広げるということで、前作からフェースの肉厚の設計を改善してフェース内の反発性能が高い部分を広げています。
また、芯に集めるということで、クラブの振りやすさを改善しています。
ゴルファーはスイングの際にクラブに引っ張られて体の前後に力がかからります。その力を原因にした体の軸のブレはミスヒットにつながります。
本作はクラブ慣性モーメントとシャフトの剛性分布を調整してクラブが体の近くを通りやすくし、体にかかかる力を小さくしています。
打球音も最高です。打感の95%は音で決まるとされています。打球音がいいクラブは芯を食った感触を感じやすくなります。
安心のゼクシオ。毎モデル素晴らしいドライバーを発表してくれます。
ゴルフクラブとスイングの相性は合う合わないが結構ありますが、ゼクシオは多くのゴルファーに安心してをお勧めできる一本だと思います。
ピン G400 MAX
G400シリーズに追加されたヘッド体積460ccのモデルです。(ほぼルール上限)
バックにタングステンも配置されており、ヘッド体積445ccのG400に対して慣性モーメントが大きくなった分ミスヒットにたいしての許容度が高いです。曲がらない。
フェースやボディがシャローで球が上がりやすく設計されています。
アベレージ向けの「カキーン」という打感ではなく、ボールをしっかりとつぶすような「バシッ」というマイルドな打感です。ヘッドの外観も黒のイオンプレーティングで仕上げてあり精悍な印象があります。
ヘッドがかなり大きいのですが、とにかく”曲がらない”ということでピンのG400シリーズを使用するプロが増えてきました。ピンの契約プロはもちろんですが、契約外のプロも使っている方が多いのでその寛容性は相当な実力だといえるでしょう。
スライサーに悩む一般アマチュアの方にはG400よりもG400MAXをオススメします。
プロギア エッグ
前モデルと同様のディープフェースです。
一般的にディープフェースは重量の重いアスリート向けのモデルが多いですがエッグは違います。グリップが太かったり、シャフトの振動数も柔らかかったり、クラブ重量も軽いのでかなりシニア寄りの設計がされていると思われます。
ディープフェースのメリットとしては縦の打点のズレに強いことです。上下の打点ブレに悩んでいる方はディープフェースも検討してみることをおススメします。
ボディの投影面積が大きいので安心感があります。安心感がありつつも、ストレートに構えやすい形状が好感を持てます。ヘッドもシャフトも高弾道のボール打ちやすい設計になっています。ただし、ヘッドスピードが速い方は吹け上がるような弾道になる方もいらっしゃるかもしれません。
ヘッドスピード38以下のゴルファーにとっては適正な弾道が打ちやすいドライバーだと思います。
以上、つかまりが良いドライバー5機種を紹介してみました。
スライスをふせぎたいゴルファーの参考になればうれしく思います。