【M3】飛んで曲がらないドライバーを元ゴルフクラブ開発者が紹介【M4】
飛んで曲がらないドライバーが好きです。
ちょっと前まで各メーカー飛距離が飛距離がって謳っていましたが最近は「飛んで曲がらない」とか「やさしい」という喧伝にシフトしていますね。
私にとっては至極もっともだと感じる状態です。
というのもゴルフは明確なルールがあるスポーツで、その用品であるゴルフクラブにも明確なルールがあります。
特に反発性能のルールは厳しく2010年からすでにほとんどのメーカーのドライバーはフェースの反発性能が上限に達してます。
近年のドライバーの飛距離アップはフェースの反発性能で進化しているというよりも、高慣性MOIでやさしくなったことやクラブが軽くなったことによるものが大きいです。
個人的には反発性能の最大値のエリアを広げるような構造はのヘッドは多少効果が得ると思いますが、2本の柱とかソールの溝とかそこまで飛距離に寄与していないと考えています。
あとは最大飛距離は限界近くに来ているなか、ミスが出にくいヘッドで平均飛距離を上げてスコアアップした方がゴルフが楽しくなるということもあるでしょう。
高慣性モーメントドライバー万歳!
まっすぐ飛んで曲がらないと評判のテーラーメイドのM3,M4について元ゴルフクラブ開発者として紹介したいと思います。
ツイストフェースとハンマーヘッドによる効果で「飛んで、曲がらない」がキーワードになっているモデルです。
クラウン側のデザインはフェース部がシルバーバック部がカーボンです。
いつものホワイトよりもシャープな印象です。
まずはM3
最大の特徴は「Yトラックシステム」による重心調整機構です。
重心を移動できるのでスピン量や打ち出し方向を調整しやすいですね。前モデルは縦横に動かせたのですが今回はY字にウェイトを移動できます。
従来と比べてとてもメリットがある機構です。最初見たとき「やられた―!」と思いました。
一般ゴルファーはスライサーで球が低い方が多いです。
ソールのフェースから遠い位置でかつ、ヒール寄りの部分に重量を移動できるのは
先に述べた一般ゴルファーの欠点を改善できる可能性が大いにあります。
標準シャフトの「KUROKAGE TM5」はKUROKAGEらしくけっこうしっかりめ。
構えた感じはスクエアに構えやすいです。
打った感触。
確かに曲がりにくいです。最近のクラブの中で一番曲がりにくいのがピンさんのG400MAXドライバーの曲がりにくさ10だとすると8くらいあります。(ミズノのMPが5くらい)
市場の中ではかなり曲がりにくいドライバー。重心を調整したい方はM3お勧めです。
次にM4
重心調整機構なしのシンプルな構造。M3と比べて投影面積もおおきい安心顔です。
標準シャフトの「FUBUKI TM5」はM3の「KUROKAGE TM5」よりもだいぶ軽くて柔らかい印象です。
実打した感触。
これは曲がらない!曲がりにくさ10です。いいクラブですね。M3よりやさしいです。
ただしわたしの場合はちょっと打ち出しが低くてスピンが多めでM3より飛距離が伸びませんでした。
(ヒールバックに重量を持っていきたい。)
重心調整とかめんどくさいのはキライという方にはM4の方がおすすめです。
参考になればうれしいです。