飛んで止まるアイアンを元ゴルフクラブ開発者が紹介
ストロングロフトのアイアン(飛び系)が増えていますね。
アイアンのストロングロフト化にはメリットとデメリットがあります。
メリットは同じ番手で飛距離が出ること。
デメリットは球の高さが低く、スピンが少ないので止まらない球になりがちなこと。
わたしは#7アイアンはグリーンを狙える番手であるべきだと考えています。
グリーン狙えてかつ飛距離が出るんなら最高ですよね。
そのためには飛距離、スピン、ボールの高さのバランスが重要です。
少なくとも私は、#7でロフト角26°以下のストロングアイアンでは、グリーンを狙える気がしません。
かといって#7でロフト角34° 以上のアイアンでは飛距離が出ずにゴルフが楽しくありません。#7でキャリーで140ydsは欲しい。
というわけで、今回はアマチュアゴルファーにとって飛んで止まるアイアンを紹介したいと思います。
PING G700アイアン
ストロングロフトといえばストロングロフトですが、ヘッドスピード36~39m/sのアマチュアゴルファーにとってはいい塩梅ではないでしょうか。
スチールシャフトを選択するのであればもっとヘッドスピードが速い方も違和感なく使っていけると思います。
飛んで止まるアイアンということであれば個人的にはカーボンシャフトの方をおススメします。
ヘッドスピードが上がるので、ボールに伝わるエネルギーが多くなります。
初速が出るので当然飛距離が伸び、球も高く上がります。
スピン量も増えるので球も止まりやすくなります。
このアイアンのいいところは中空構造になっているのでヘッドの慣性モーメントが大きいところです。
慣性モーメントが大きいとヘッドはボールに接触した時に姿勢が変わりにくくなります。左右の方向も縦の距離も安定します。
ダンロップスポーツ XXIO10アイアン
トータルバランスがいい。
シャフトが一般的なアイアンよりも軽くてかたい。クリスピーなカリッとしたふり心地で実打していて軽快な感じです。
打感もかなり薄いチタンフェースで弾き感、爽快感があります。
ほんとに気持ちよく打てるいいアイアンです。
ちなみにここまで薄いチタンフェースを使用しているのはXXIOだけです。この厚さのチタンを使ったら割れます。いい材料を使っているんだろうなー。
キャロウェイ EPIC STARアイアン
#7 30°
先に紹介した2モデルよりもややアスリート向けです。
小さすぎず大きすぎずのかっこいいアイアン。
30°の割には初速が出てスピンもかかりすぎず飛びます。フェースの反発が高い分リコイルが強めで過度なスピンを抑制してくれます。
ローグスターアイアンになると#7でロフト27°とかなり飛び系になるので、止まる球を求める方にはエピックスターがおすすめです。飛距離を求める方にはこのローグもかなりおすすめです。ヘッドが大きめなのでやさしいです。
飛んで止まるアイアンをご検討中のゴルファーの参考になればうれしく思います。