【2018年モデル】元ゴルフクラブ開発者が飛ぶスプーン5機種を紹介【スプーン】
今日は3W(スプーン)の紹介です。
かつては当たれば飛ぶけど打てないと思っていた3Wですが、最近の機種は打ちやすくなって、さらに飛ぶようになってますね。
ロケットボールズとX-HOTがぶっ飛びスプーンの大ブームを巻き起こしてからはや5年。クラブメーカーの技術が進歩し、最新モデルはより遠くへ、より安定したボールを打てるようになっています。
今回は2018年のモデルの中から特におすすめしたい5機種を紹介させていただきます。
【スライサーにおすすめのスプーン】
ダンロップ ゼクシオ テン フェアウェイウッド
クラブが長くて軽い。普通の長尺設計のスプーンだとヘッドが返りきらずスライスが出やすいのですが、このモデルはシャフトが軽量でつかまりもいいため、パワーがないシニアでもヘッドスピードが上がって、ドローが打ちやすいです。
またドライバーからアイアンまで含めたトータルのセッティングでふり心地が変わらないところがゼクシオの素晴らしいところです。
ブリジストンゴルフ ツアーB JGR フェアウェイウッド
めちゃめちゃつかまります。
重心距離が短いことと、ライ角がアップライトで且つフェース上のマスキングラインの視覚効果でとてもつかまりがいいです。
アベレージゴルファーはどうしてもスライスのミスが出がちなので、こういったつかまりがいいFWにすると飛距離が伸びることが多いです。
フェース上のマスキングラインとはアドレス時に見えるフェースとクラウンの塗装の境目のことです。絶妙につかまりを感じるマスキングです。やりすぎていない感じが日本メーカーっぽくてとても好感が持てます。
【叩いて飛ばせるスプーン】
ミズノ GX フェアウェイウッド
ミズノの顔はいいですね。
最近のFWは重心を下げるためにフェースがシャローになっていたり、フェースのトウ側が下がっていたりするモデルが多いのですがミズノのFWはオーソドックスで非常に構えやすいです。
このクラブはシャフトに特徴があって軽くて堅いんです。
ふつうシャフトは軽いものは柔らかく、重いものは堅いです。
軽いシャフトはヘッドスピードが速いのですがその分挙動が安定しません。
重いシャフトはヘッドスピードが上がりません。
このシャフトはいいとこどりで早く振れてシャフト挙動も安定します。
ゼクシオも近年カルカタ(軽くて堅い)のシャフトになっていっていますが、こういった系統の設計のシャフトが今後増えてくると思われます。
(※捕捉 軽くて柔らかいシャフトはヘッドスピードが遅めのゴルファーが早く振れて、つかまりがよくなるというメリットがあります。)
テーラーメイド M4 フェアウェイ
M3とM4迷いましたがこちらをおススメとして紹介します。
M3の方がアスリート志向ですが、こちらは寛容性があります。
ヘッドは前モデルの白からシルバーに変わって精悍なデザインになっています。
カーボンクラウンの欠点として、打音・打感がよくないことが挙げられますが、
M4はソールの剛性を最適化することで健全な打音打感を実現しています。
先日実打しましたが実にいい感触でした。私の場合は弾道が低くて初速が早く飛距離が出るという結果になりました。
つかまりに関しては程々に捕まる印象です。
【ボールが上がりやすいスプーン】
タイトリスト VG3 フェアウェイメタル
前作と比べてヘッドが大きい。市場の中でもかなり大きい部類の機種です。
これは絶対やさしいです。
このブログで何回も書いていますが、ゴルフクラブヘッドの設計において高慣性モーメントは絶対正義です。
タイトリストというとアスリート向けのイメージがありますが、VG3は完全にアベレージ向けの設計ですね。
打ってみたのですが形状の通り、非常にミスヒットに強いスプーンでした。重心深度が深いので球もかなり高く上がります。
弾道が低くて飛距離が伸びないというゴルファーにお勧めです。
以上、おススメのスプーン5機種を紹介させていただきました。
スプーンを検討中の方の参考になればうれしく思います。