【ゴルフの基礎知識】アイアンは重心スペックが超重要
こんにちは
ゴルフクラブのスペックの中で重要な設計要素の一つに「重心」があります。
重心スペックの持つ意味をしっかりと理解すれば、自分に合ったクラブが見つけやすくなります。
今回は特に重要な「重心高さ」について紹介していきたいと思います。
重心高さ
リーディングエッジからフェース面上重心(スイートスポット)までの長さが「重心高さ」です。
基本的に地面から打ちアイアンは実際の打点エリアがスイートスポットよりも下になります。
そのため低重心なアイアンの方が、打点エリアとスイートスポットが近くなることで
・インパクトのエネルギーが伝わりやすい(高初速)
・ロフトが立ちにくい(高打ち出し)
になり、ボールをしっかりあげることができます。
つまりトップのミスショットに寛容なやさしいアイアンなわけです。
一方で、低重心アイアンはラフなどの球が浮いた状態では、
重心よりも上で打撃して「ポカン」と上に打ち上げてしまうような力のない球になってしまうことがあります。
ボールをしっかりあげることができる、ヘッドスピードの速い上級者は、
多少重心高さが高いアイアンの方がインパクトが安定して弾道をコントロールしやすいといわれています。
私はポケットキャビティ推奨派
一般のアベレージゴルファーにとっては、アイアンに限らず、FW、UTのような地面から打つクラブは重心は低ければ低いほど、打ちやすくなります。
プロとアベレージゴルファーのアイアンの弾道の一番の違いは球の高さです。
アベレージは打点がフェースの下の方だからです。
一般的なアイアンの重心高さは「約19mm」です。
そして一般ゴルファーの打点エリアは「約14mm」です。
ダウンブロー角が鋭くてヘッドスピードの速いプロゴルファーはともかく、
一般アベレージゴルファーは基本的に5mmもスイートスポットの下で打っているので球は上がりにくい傾向になります。
低重心アイアン(ポケットキャビティ)は高重心アイアン(マッスルバック)よりも
トップした時に寛容なので、一般ユーザーにはポケットキャビティがおススメです。
最近のモデルだとこのアイアンがめちゃめちゃ重心が低くて打ちやすいのでびっくりしました。
(もうマッスルバック打てない・・・)
形状さえ気にならなければ超優秀なアイアンです。
形状が気になる方はこの辺なんかも重心が低め、かつ形状がきれいでお勧めです。
そのうち重心高さが14mmのアイアンなんかが出てくるかもしれませんね。
アイアンを検討中の方の参考になればうれしいです!